目上の人には「了解しました」ではなく「承知しました」
メールでは「わかりました」の意味で「了解しました」がよく使われます。しかしこの言葉は目上の人には不適切です。
「了解」に「しました」をつけることで丁寧語にはなりますが、尊敬語にはなりません。部下や同僚などに使うのなら「了解しました」で大丈夫ですが、お客様や目上の人には「承知しました」「かしこまりました」が適当です。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章1
打ち合わせの件、了解しました。
打ち合わせの件、了解しました。
同僚や部下には送っても問題ないメールですが、目上の人にはふさわしくありません。すべての人が不快に感じるレベルではありませんが、言葉に厳しい人は眉をひそめます。用心のため言い換えましょう。
お客様、目上の人にもふさわしく変換1
打ち合わせの件、承知しました。
打ち合わせの件、承知しました。
次の文章例も同じです。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章2
営業部への連絡の件、了解しました。
営業部への連絡の件、了解しました。
↓ ↓ ↓
お客様、目上の人にもふさわしく変換2
営業部への連絡の件、かしこまりました。
営業部への連絡の件、かしこまりました。
もうひとつ例です。
お客様、目上の人にはふさわしくないメール文章3
ご依頼の件、了解しました。
ご依頼の件、了解しました。
↓ ↓ ↓
お客様、目上の人にもふさわしく変換3
ご依頼の件、承りました。
ご依頼の件、承りました。
「了解しました」は非常に汎用性の高い言葉です。使いやすい言葉のためについつい使ってしまいがちですが、目上の人に対しては、もっと適当な言葉があることを知っておきましょう。
カテゴリー:よりていねいなメール応対テクニック