事実は意見と区別して説得力をつける

事実は意見と区別して説得力をつける

事実は誰も否定できません。意見は主観や憶測が入るものです。事実と意見をごちゃ混ぜにして書くと根拠が怪しい、説得力のない文章になりがちです。説得力のあるメールは、事実と意見がキッチリと区別されています。

次のような書き方のメールは説得力を持ちません。

主観や憶測の入った説得力に欠けるメール
今回のミスは、互いのコミュニケーション不足が原因で起こったものだと思います。クライアントからの企画変更の申し出を受けた営業部が、ソフト開発部にうまく連携していなかったようです。

このメールはすべて主観や憶測の入った文章として書かれています。「~だと思います」「~ようです」とハッキリしない言い回しです。もし「互いのコミュニケーション不足」が事実だった場合は次のように書き直します。

事実を告げた説得力のあるメール
今回のミスは、互いのコミュニケーション不足が原因で起こったものです。
 
次の点でお互いの意思疎通がうまくいっていませんでした。
 
・企画の変更をソフト開発部に伝えようしたがプロジェクトリーダーが不在だった。
・伝言を依頼したが、誤解して伝わった。
・営業部とソフト開発部が確認の連絡を取らなかった。

事実を告げる場合は「~です」「~だった」ハッキリと言い切る表現を使いましょう。それだけで信頼できるメールになります。


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