企画書は箇条書きにして一枚の紙にまとめる
企画書等のプレゼンテーションで使用する資料を書くときは、項目を箇条書きにします。箇条書きにする項目は4つ。目的、理由、方法、結論です。この4つは、まとめて「目理法結(もくりほうけつ)」と呼ばれることもあります。
目的、理由、方法、結論は続けて、ひとつの文章にまとめてはいけません。企画書は、それぞれの項目を箇条書きで明示することが大前提です。
企画書を読む人の中には、プレゼン直前やプレゼンが開始されて初めて読む方もいます。さらっと目を通しただけで内容が分かるものでないと、企画書の意味がなくなります。どんな大きな企画でも、なるべくA4用紙一枚で、伝えることが多くなった場合でも二枚以内におさめるようにしましょう。一枚の用紙で、目的、理由、方法、結論が簡単にまとめられているのが、読みやすい企画書です。
実際どんな内容を書けばいいか、一例をあげます。ある出版社の企画書の概略とします。
箇条書きで一枚にまとめるとこんな感じに・・・
目的 – キティーちゃんのような、みんなに愛されるキャラクター商品を開発する。
理由 – キャラクター商品を開発し、それがヒットすれば莫大な利益を生むことができる。
方法 – イラストレーター、デザイナーにキャラクターの基本デザインを依頼。印刷会社経由で、玩具メーカー、お菓子メーカー(お菓子のおまけ)に売り込む。またアニメ製作会社に売り込んで、短いアニメ番組を作るようもちかける。
結論 – 異業種との連携で、出版事業以外に広がりを持たせる。現在のような出版不況の中、このような展開は試みる価値はある。
カテゴリー:読み手を惹きこむ文章の組み立て方