自己PR欄 書き方のコツ – ありのままの自分を正直に
終わることのない不況で、就職活動中の人の皆さんは内定をもらうため、熱心に入社試験に挑んでいることでしょう。学生のアルバイトさえも一発で希望の仕事に就くには、厳しいご時世です。職を得るためにも、文章力は必要になります。
新しい会社に入るときは、それがアルバイトであって履歴書が必要なケースがほとんどです。履歴書には自己PR欄が必ずあります。自分というテーマで簡単な文章を書くわけですが、どんな書き方のコツがあるのでしょうか?
自己PRはプロフィールのように書いてはいけません。出身学校、特技や趣味、資格や免許、住所などは自己PR欄とは別で用意されています。ですからカブる情報は基本的に要りません。
自分という人間は、自分にとってもっとも付き合いの長い人間なわけですから、自分しか知らない自分を書くことが求められます。太宰治は生前、「小説を書くというのは、日本橋の真ん中で、素っ裸で仰向けに寝るようなものなんだ」といっています。自己PRもまさにそれで、自分自身をありのままに書くことで高い評価が下されます。
自分を書くということは、遠慮がちに自分を売り込むことでも、やる気をアピールすることでもありません。ありのままの自分、たとえば悩みや恥ずかしさなどを正直に書くとあなたという人間が伝わります。そしてそれを打ち明けた余裕と勇気は、評価の対象になります。
採用側が知りたいのは、ありのままのあなた自身です。あなたが大人としての勇気と余裕を持っているかどうかが、自己PRを通して試されているのです。
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