書きたい内容を「起承転結」に振り分ける

書きたい内容を「起承転結」に振り分ける

文章の基本は「起承転結」です。「起承転結」がもっと分かりやすく表現されているのが4コマ漫画でしょう。国民的アニメ「サザエさん」はもともと4コマ漫画でした。その中から模範的な「起承転結」の一例を紹介します。

「サザエさん」から学ぶ「起承転結」の具体例
起 – ワカメちゃんがたたみの上でぐったり横たわっている。
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承 – サザエさんがその様子を心配している。
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転 – お土産を持って帰宅した波平さん。「肉まんじゅうを買ってきた」と一言。その声がワカメちゃんの耳にも届く。
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結 – 喜んで飛び跳ねるワカメちゃん。「お医者さん呼ばなくて良かったよ」と呆れ顔のサザエさん。

上手に起承転結をつけるには、書きたい内容のそれぞれの材料が、4コマ漫画の何コマ目に振り分けることができるか考えるといいでしょう。上手に配分できれば、文章の流れはきれいにまとまります。

具体的な方法としては、ノートをペンで四等分に区切って、それぞれの隅に起・承・転・結と書き込みます。つぎに別の紙に文章の材料になりそうな、データやエピソード、考え方や結論を箇条書きにします。箇条書きの文章を、4つに区切った枠のどの部分にふさわしいか吟味し、振り分けるといいでしょう。

適材適所に振り分けようとすると、意外に難しいものです。何度も配置転換しながら、ふさわしい配置を見つけてください。


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