長すぎて分かりにくい文章は分ける

すぎて分かりにくい文章は分ける

文章は、長ければ長いほど分かりにくくなります。たとえば、大学入試で出題される現代文の問題はだらだら長いものがたくさんあります。文章ひとつが2行3行と続き、回答者を困らせます。こういった文章が選ばれているのは、大学入試が落とすための試験だからです。

日本語の文章は、述語が文末にきます。文章が長いほど述語である「だから、どうした」といった内容が分かるまで時間がかかってしまいます。文章の内容が最後まで読まない理解できないため、分かりにくいのです。

たとえば次の文章です。

読みにくい文章の例
人類がいかに進化した生き物であるかという問いには、これまであらゆる説明がされてきたが、まったく次元の違う説明をまとめようとしても、うまくまとまらないし、人類の遺伝子構造がどのような変化をたどってきたかが大切である。

一文がたらたらと長すぎて、難解です。その上、「うまくまとまらないし」と「人類の遺伝子構造が~」の間が上手につながっていません。

こんな場合は、接続詞を用いて文章いくつかに区切ってしまえば、すっきりとした分かりやすい文章になります。

読みやすい文章の例
人類がいかに進化した生き物であるかという問いには、これまであらゆる説明がされてきた。しかし、まったく次元の違う説明をまとめようとしても、うまくまとまらない。それよりも、人類の遺伝子構造がどのような変化をたどってきたかが大切である。

書き手自身も、長々とした文章になると、最初に書いた文章を忘れることがよくあります。最悪の場合、最初に言ってることと、後から言ったことがちぐはぐのおかしな文章になってしまいます。

書いた文章を読み返すとき、文章が長いと感じたり、一文でたくさんの情報を詰め込みすぎたと感じたら、分割するといいでしょう。一文を短くするだけで、文章は読みやすくなります。


同じカテゴリーの記事