副詞や補助動詞は漢字でなく、ひらがなを使う
漢字を頻繁に使うと、とっつきにくい印象を与えます。かたっぱしから漢字で書かれた文章は読みづらく、読み手への心配りが感じらません。
手書きよりパソコンで文章を書く人も多いと思います。パソコンは、ひらがなを簡単に漢字に変換してくれますが、それゆえ、必要のない漢字変換をする人も増えています。その結果、やたらと漢字が多く使われ、読みにくい文章が出来上がります。
次の文章を読んでみてください。
副詞を漢字で書いた、読みにくい文章1
是非お越しください。
是非お越しください。
副詞を漢字で書いた、読みにくい文章2
丁度帰宅したところだ。
丁度帰宅したところだ。
何でも漢字にしたほうが、うまい文章だと思っている人も多いようです。しかしそれは誤りで、読みやすい文章は、漢字とひらがなのバランスが上手にとれています。先ほどの文章は、副詞をひらがなで書いたほうが読みやすくなります。
副詞をひらがなで書き直した、読みやすい文章1
ぜひ非お越しください。
ぜひ非お越しください。
副詞をひらがなで書き直した、読みやすい文章2
ちょうど帰宅したところだ。
ちょうど帰宅したところだ。
また、補助動詞も漢字をひらがなにしたほうが、分かりやすく読みやすい文章になります。補助動詞とは、たとえば「冷蔵庫にすいかを冷やしてある」の「~てある」の部分です。「冷やす」という動詞を補助しています。補助的に使う動詞はひらがなで書くと、読み手に親切です。
補助動詞はひらがなで記述する1
メモを残して置く
↓
メモを残しておく
メモを残して置く
↓
メモを残しておく
補助動詞はひらがなで記述する2
バス停に歩いて行く
↓
学校に歩いていく
バス停に歩いて行く
↓
学校に歩いていく
加えて、読みの難しい漢字も文章で使うときは、ひらがなにすることをおすすめします。
醤油
↓
しょう油
↓
しょう油
向日葵
↓
ひまわり
↓
ひまわり
カテゴリー:読みやすい文章 書き方のコツ