あえてカタカナ表記にすると印象を伝えやすい言葉集
あえてカタカナ表記にすることで、印象が伝わりやすい言葉があります。よく目にする、あえてカタカナ表記の言葉を集めました。漢字とカタカナでは、伝わる印象がどう違うのか学んでいきましょう。
あえてカタカナ表記の言葉1
「カネとコネ」
「カネとコネ」
「カネとコネ」と書く場合、「カネ」は本来「金」です。カタカナ表記の理由のひとつは、字づら合わせです。もうひとつの理由は、世間一般の「お金」と言った意味ではなく、「コネ」と並ぶ「力のシンボル」として「コネ」が使われます。
あえてカタカナ表記の言葉2
「センセイ」
「センセイ」
「センセイ」という表記をたまに目にします。カタカナにすると先生に対する尊敬はなくなります。「先生」と素直に呼べない、何か裏のあるニセモノの先生を示すときによく使われます。
あえてカタカナ表記の言葉集3
「エキデン」
「エキデン」
「駅伝」を「エキデン」と書いた場合、世界の公用語としての「エキデン」を示しています。
あえてカタカナ表記の言葉集4
「メリハリ」
「メリハリ」
「メリハリ」はもともと音楽の抑揚の表す言葉で、漢字では「減り張り」です。漢字だと、字づらから言葉の印象を伝えにくいため、カタカナ表記がよく使用されます。
あえてカタカナ表記の言葉集5
「ワカラナイ」
「ワカラナイ」
日本語を話す外国人の話し言葉の印象があります。もしくは、困り果てた様子を冗談交じりに伝える効果もありそうです。
あえてカタカナ表記の言葉集6
「ウンチク」
「ウンチク」
漢字で書くと「薀蓄」でとても難しい。だからカタカナ表記がよく使われます。また「ウンチク」を話す人は、知ったかぶりの印象をもたれるので、「ウンチクを披露しました」とカタカナ表記にして自分を卑下する効果もあります。
このように、あえてカタカナ表記にした言葉はたくさんあります。どれもカタカナ表記にすることで、読み手に伝わる印象やニュアンスが変化しますので、むやみに使わず、狙って使いましょう。
カテゴリー:上手な文章を書くための改善ポイント