ありがちな文章の結び(終わり方)の問題点

ありがちな文章の結び(終わり方)の問題点

文章は書き出しが大事です。そして、同じくらい結び(終わり方)も大切です。結びがありがちだとせっかく内容が良くても、読み手の心に残りにくくなります。

ありがちなう文章の結びと、その問題点をいくつかあげておきます。

ありがちな文章の結び(終わり方)1
あこのメロディーを聴くと、初恋のほろ苦い思い出がよみがえる今日この頃である

「今日この頃である」は、新聞の投書欄でときどき見かける結びです。使い古された結びの書き方で、真似た文章でしかありません。

ありがちな文章の結び(終わり方)2
政府の発言の裏にきな臭い策略を感じるのは私だけだろうか

「○○を感じるのは私だけだろうか」といった類の結び(終わり方)もよく目にします。言いたいことをはっきり言わずに、ぼかしている感じに不快感をおぼえる読み手も多くいます。

ありがちな文章の結び(終わり方)3
二日酔いをするほど、酒を飲むのは止めたほうがいいと思うのだが・・・

一つ前の文章同様、わざとらしく読み手が嫌悪感を抱きやすい結びです。「止めたほうがいい」と断定すればいいし、できないのなら、その理由を書くべきです。

ありがちな文章の結び(終わり方)4
ページが尽きたので、残念だが筆をおくことにする。

言い訳になっていません。多くの読み手は思うでしょう、「だったらページが尽きないように、短くまとめて書き直せ」と。

ありがちな文章の結び(終わり方)5
たしかに心温まる話ではある

「○○ではある」はかっこつけの結びに聞こえます。気取った言い回しで内容が薄っぺらだったら、ショボさが増すだけです。

ありがちな文章の結び(終わり方)の問題点を知ることで、あなたが文章を書く際に、少しでも結びを意識してくれたら幸いです。


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