「~~的」や「~~化」は慎重に使う

「~~的」や「~~化」は慎重に使う

「~~的」「~~化」などの言葉があります。よく見聞き言葉ではありますが、乱用すると読み手はわずらわしく感じます。

「~~的」は聞こえの良いかっこいい言葉かもしれませんが、使い方を間違えると、訳の分からない文章になることもあります。

下手な文章の書き方例
教授の考えは概念的に間違っていて、学生的目線からは建設的理念に欠けている。

「概念的」はその前に「考え」とあるから必要ありません。「学生的目線」は「学生の目線」で十分でしょう。「建設的理念」は「理念」がもともと建設的な言葉なので、ただ「理念」でこと足ります。

文章をオシャレに見せようと「~~的」という言葉はよく使われるが、難解なだけの文章になることもあり、利用には慎重さが大事になります。

「~~化」についても同じです。「国際化」「合理化」などと欲使う表現ですが、乱用すると見苦しい文章になります。同じ文章で二回以上「~~化」と使ってしまいそうなら、文章を再検討するといいでしょう。たいていの場合、別の言葉に置き換えて表現することが可能です。

「~~的」「~~化」という言い回しは、ここぞというときに使ってこそ、活きる表現になります。


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