カタカナ語で文章力をごまかさない

一般的にあまり聞きなれないカタカナ語を使用した文章は、読み手に不親切です。読みやすい上手な文章は、分かりやすい日本語に言い換えられています。

例えば、次の文章はカタカナ語を多用しています。

下手な文章の書き方例
発展途上国が先進国にキャッチアップするには、先進諸国との関係をもっとソフィスティケートすることである。例えば、貿易のストラテジーシナジー効果を出すこともひとつの策だ。

たまにこんな話し方をするビジネスマンにお目にかかることがあります。海外赴任経験があったりするとわざとか自然とか分かりませんが、カタカナ語が混じった言い方になるようです。しかしあまり知れ渡っていないカタカナ語を連発すれば、読み手は分かりにくいだけです。

あまり浸透してないかもしれないカタカナ語は、できるだけ別の日本語に置き換えると、書き手自身を賢く見せます。カタカナ語を使った見かけ倒しの言い方は書き手の自己満足、バカにされるだけです。

うまい文章の書き方例
発展途上国が先進国に追いつくには、先進諸国との関係をもっと洗練することである。例えば、貿易の戦略で相乗効果を出すこともひとつの策だ。

いかがでしょうか?カタカナ語を使わないほうが、ずっと分かりやすい文章に感じると思います。見せかけだけのカタカナ語では、文章力をごまかすことはできません。


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